Posted:2018-4-2

「菜の花」や「花菜(はなな)」とも呼ばれるアブラナ科の野菜。
一般的にイメージされる春に咲く黄色い花だけでなく、アブラナ科の花芽の総称。

地中海沿岸部が原産地とされる。日本に伝わった時期は不明だが、奈良時代には食用されていたという説も。また江戸時代には照明などにナタネ油が利用されていたそう。西洋種のなばなが導入されたのは明治時代で、その後昭和の頃に食用としての品種改良が進んだとされている。
ナノハナ(ナプス属)を改良した系統とアブラナ属から選抜した系統の2種類があり、いずれも栄養価が高い。

食用菜の花(しょくようなのはな)

独特のほろ苦さがあるが、茹でると甘みが出る。花が開いたものは苦みが強くなり食感が悪くなるため、花が咲く直前のものがよい。

12月〜4月頃
主な産地
千葉県の南房総地域、四国地方
おすすめの料理
炒め物や天ぷら、お浸し、和え物など

三重なばな(みえなばな)

洋種アブラナの茎葉で三重県のブランド野菜。元々は種を採るための副産物だった。花芽が付いた「花菜」とは異なり、アブラナを青菜として収穫したもの。

11月〜3月頃
主な産地
三重県桑名市長島町
おすすめの料理
お浸しや味噌汁、炒め物、天ぷらなど

かき菜(かきな)

伸びてくる若い花芽の部分を掻き取って収穫することからこの名がついた。なばな類特有の香りと苦みを持ち、さっと茹でると歯ざわりも楽しめる。

3月〜4月頃
主な産地
栃木県佐野市をはじめとする両毛地域
おすすめの料理
お浸しや和え物、味噌汁、炒め物、天ぷら

のらぼう菜(のらぼうな)

花芽の部分は菜の花独特の風味があるが、それほど苦みはなく食べやすい。茎はほんのり甘みがありアスパラガスのようなコリッとした歯ざわり。

3月下旬〜4月下旬頃
主な産地
東京都西部から埼玉県の飯能市周辺
おすすめの料理
胡麻和え、お浸し、味噌汁、炒め物など

紅菜苔(こうさいたい)

中国原産で、和名は「紅菜花(べになばな)」。菜の花のような苦みやクセはなく、茎はアスパラガスのような甘みがある。茹でると緑色になり、少しヌメリが出る。

12月〜3月頃
主な産地
日本全国
おすすめの料理
炒め物、お浸し、和え物、煮物、ぬか漬けなど

アスパラ菜(あすぱらな)

「紅菜苔」と「菜心(ツアイシン)」から誕生した品種。とう立ちした茎葉と花芽を食べる。苦みはなく、歯ごたえと風味がアスパラガスに似ていることからこの名に。

2月〜4月頃
主な産地
新潟県の上越地方
おすすめの料理
お浸しや煮物、炒め物など